LINE公式アカウント活用コラム

LINE公式アカウントのアンケート作成方法&リサーチ活用方法!

LINE公式アカウントのアンケート作成方法&リサーチ活用方法!

LINE公式アカウント内にはリサーチというアンケート形式で友だちの意見を集めることができる機能が備わっています。作成したリサーチはLINE公式アカウントを友だち追加してくれた顧客に対して配信することができます。回答を集計し、集まった友だちの意見をもとにニーズや興味関心に合った情報を配信し、より良い商品開発に役立てることが可能になります。

この記事では、なぜLINE公式アカウントでリサーチを活用する必要があるのか、設定方法を含め解説しています。

  • LINE公式アカウントのリサーチ機能(アンケート)の使い方
  • リサーチ機能の特徴
  • 有効な活用方法

LINE公式アカウントのリサーチ機能(アンケート機能)とは?

LINE公式アカウントのリサーチ機能(アンケート機能)とは、アンケートを作成して友だちの興味関心やニーズなどを調査できる機能です。
友だちはLINEアプリ内で簡単に回答が可能になっており、集計も自動で行われるため事業者も結果を簡単に確認できます。
※リサーチ機能の作成はPC版のLINE公式アカウント管理画面からのみ行うことが可能です。

アンケートを活用する理由

ではここからは、なぜLINE公式アカウントのリサーチ機能を活用する必要があるのか、アンケートのメリット・デメリットを含めて解説していきます。

アンケートのメリット

まずはアンケートのメリットを説明します。アンケートのメリットとしては以下の3つが挙げられます。

  • 顧客のニーズを分析できる
  • 顧客の意見を調査することでリピート率が向上する
  • 施策やキャンペーンの成果を確認できる

顧客のニーズを分析できる

アンケートに顧客のニーズを調査できるような質問を設けることで顧客のニーズを知り、今後のサービスや店舗運営、商品開発に活かすことができ、さらなる成長につながります。顧客のニーズを調査することで、まだ見ぬビジネスチャンスを発掘できるかもしれません。

顧客の意見を調査し、改善することでリピート率向上ができる

継続的な来店を促し、リピート率向上を実現するためには、常にサービスや商品の改善が不可欠です。常に改善を続けることで顧客満足度が上昇し競合に負けないサービスになっていきます。顧客の意見などを取り入れないままだとサービスや事業自体が成長しないため、顧客に好かれるためにもアンケートによる顧客分析は必要であるといえます。アンケートを行った後、回答結果をもとに日々の接客やサービスを都度改善していきましょう。サービスの質が良くなることでリピート率も向上します。
また、定期的に顧客の声に耳を傾ける姿勢自体が評価され、好感を持ってもらえることもあるため積極的に実施していきましょう。

施策やキャンペーンの成果を確認できる

この記事をお読みいただいている方の中には不定期にキャンペーンを行っている事業者の方もいらっしゃるかと思います。キャンペーンは顧客に対して来店や購入を強く促す効果があり、集客に有効な施策です。
しかし、キャンペーンの成果を正しく計測できているでしょうか?キャンペーンの成果を確認できるのもアンケートのメリットのひとつです。
アンケートでキャンペーンの感想や満足度、改善点などを調査することで顧客に対してどれほど効果的なキャンペーンだったのかを判断することが可能になります。アンケートの回答結果と、キャンペーンを行った際の売り上げを組み合わせ成果計測を行いましょう。

アンケートのデメリット

ここまでは、アンケートを行うメリットを解説しましたが、もちろんアンケートを行うデメリットも存在します。デメリットとしては以下のものが挙げられます。

アンケートの回答率は低いことが多い

アメリカで提供されているアンケートツールの「SurveyAnyplace」によると一般的なアンケート調査の平均回答率は約33%ほどとのことです。単純計算で、100名にアンケートを送信した場合33名が回答するということになります。

100人にアンケートを送信しても、たった33名しか回答してくれないの?と感じてしまいますが、多くの人々は回答を手間に感じ、行わないのが現状です。
アンケートは顧客の意見や調査に有効な反面、回答してもらうのにハードルが発生します。回答を簡単にし、ハードルを低くすることが重要といえるでしょう。

集計にリソースが必要

紙などでアンケートを実施した場合、集計にリソースが必要になるのもデメリットのひとつでしょう。各種回答数を集計し別途データやグラフにまとめるだけでも多くの時間が必要になってしまいます。
店舗運営や接客などの通常業務を行いながらではなかなか難しい方も多いことでしょう。

アンケートのデメリットはLINE公式アカウントで解決可能!

アンケートのデメリットに関して説明しましたが、実はこれらのデメリットはLINE公式アカウントで解決可能です。

LINEでアンケートを配信することで回答率向上!

すでに紹介したようにLINE公式アカウントにはリサーチ機能というアンケートを友だちに配信することができる機能が搭載されています。

LINEヤフー株式会社によるとLINEのユーザー数は2024年3月末時点で9,700万人以上にものぼるとのことで、これは日本人口の約70%に相当します。多くの人が利用しているLINEでアンケートを配信することで、アンケートの通知がスマートフォンに届くため、より目につきやすく、アンケートの存在に気が付いてもらいやすいです。

また、LINE公式アカウントのリサーチ機能はLINEアプリ内で簡単に回答が可能です。
別のアプリのダウンロードや外部サイトへの遷移が必要ないため、友だち側にも負担が無く回答に対するハードルもかなり低くなるでしょう。
また、LINE公式アカウントのリサーチ機能なら回答者にお礼クーポンを配布する機能が搭載されています。友だちがアンケートに答えることでそのお礼に、事前に設定していたクーポンを配布することが可能な機能です。これにより友だちはクーポン獲得を目的にアンケートに回答するため、回答率の向上が見込めます。

集計も自動で完了!

LINE公式アカウントのリサーチ機能で集めた回答は自動で集計されます。結果は自動でExcel方式にてデータ化されて、PC版LINE公式アカウントの管理画面からダウンロードが可能になります。
すでに一覧でまとめられたデータを見ることができるため、面倒な集計もなく手軽に始められます。

リサーチ機能の活用事例

ここまでは、従来のアンケートのメリットとデメリットをご紹介し、そのデメリットがLINE公式アカウントでアンケート(リサーチ)を行うことで解消できると解説しました。

ここからは具体的にLINE公式アカウントでリサーチを行う際の活用事例をご紹介いたします。

回答のお礼にクーポンを配布しよう

すでに紹介したように、LINE公式アカウントのリサーチには回答者へのお礼にクーポンを設定することが可能です。
リサーチに答えた友だち限定でクーポンを配布できるため、友だちはクーポンを獲得するために積極的にリサーチに回答します。
また、リサーチ回答のお礼にクーポンを配布することで、友だちはクーポンを使用するために来店しようとするため、来店意欲向上にも効果があります。

このようにリサーチ回答のお礼にクーポン配布を設定することで、リサーチ回答と来店の好循環が生まれます。

有効な質問を用意しよう

アンケート(リサーチ)を行う際には質問内容も重要です。店舗やサービス運営において必要となる情報を質問しなければせっかくのリサーチも意味のないものになってしまいます。
しかし、質問数の増やしすぎにも注意が必要です。作成時に聞きたいことが多くなり、質問数が増えてしまいがちです。しかし、質問数が増えることで回答のハードルが上がり、回答率が下がってしまう原因になります。質問数は5~10問ほどにしておくと良いでしょう。重要な内容を質問しつつ、質問数を増やさないことが大切です。
「そんなこといわれても、何を聞いたら良いのかわからない…」という方のために、最低限用意したい、おすすめの質問項目も箇条書きで以下の通りにまとめました。

  • メニュー・サービスの感想
  • 接客対応の感想
  • 友だちの属性(年齢や性別、職業など)
  • 友だちのお悩み
  • 店舗やサービスに今後改善して欲しいポイント
  • 来店のきっかけ

これらを質問しておくことで、友だちの中にどのような人が多いのか、何を求めているのか、今後の改善点などが分かる有効なリサーチになるでしょう。

回答の結果をもとにメッセージ配信!

リサーチで得られた友だちのデータは活用しなければ意味がありません。積極的に活用しLINE公式アカウントでメッセージ配信を行いましょう。
たとえば、友だちにリサーチで年齢と性別、お悩みを聞いておきます。
回答結果で最も多かったのが「20代・女性・肌荒れに悩んでいる」という結果だった場合、肌荒れに効果のある商品をメッセージ配信でおすすめすることで、購入を効果的に促すことが可能です。
このように回答結果をもとに、友だちが求めている情報をメッセージ配信することで購入や来店などのアクションを促し集客に繋げていけます。

LINE公式アカウントのリサーチ機能を設定するには

LINE公式アカウントのリサーチ機能を設定するにはPC版の管理画面から操作が必要です。スマートフォン版のアプリからでは編集ができないためご注意ください。ここからはリサーチ機能の設定方法を説明します。

管理画面から「リサーチ」を選択

まずは、LINE公式アカウントの管理画面を開きます。「LINE公式アカウント」の欄にある「管理画面にログイン」をクリックして、LINEアカウントまたは、ビジネスアカウントを選択しログインしてください。
スマートフォンで操作を行いたい場合は、LINE公式アカウントの管理アプリをインストールして行ってください。
その後、左側の項目「ツール」の下部にある「リサーチ」を選択します。

1,リサーチ作成開始

今までリサーチを作成したことがないアカウントには画像のような表示がされます。リサーチを過去に作成したことがあるアカウントにはリサーチの一覧画面が表示されています。どちらの画面でも「リサーチを作成」を選択し、リサーチ作成画面に移動してください。

2,各種項目の記入

リサーチ作成画面に移動するとリサーチの各種項目を設定することができます。「リサーチ名」にはリサーチのタイトルを記入し、「リサーチ期間」には実施する期間を入力してください。
※リサーチ期間は開始、終了ともに未来の日程を設定する必要があります。「メイン画像」にはリサーチを友だちに配信する際に一緒に送る画像を設定します。

3,リサーチの説明文

「リサーチの説明文」にはリサーチの概要や説明を入力しましょう。友だちがリサーチに回答する意欲が湧くように、どのようなリサーチなのか、どのような特典があるのかなどを入力すると回答率が上がりやすいです。

4,お問い合わせ先や規約の設定

その後、アイコンとトップページの画像を設定したら、お問い合わせ先とユーザーの同意設定に移ります。設定するのかは任意です。もし自社のプライバシーポリシーなどがある場合は記載しておきましょう。

5,サンクスページ設定

ここで回答のお礼クーポンを設定します。すでにLINE公式アカウント内で作成してあるクーポンをリサーチ回答者にのみ送信することが可能です。まだクーポンを設定していないアカウントの場合は、「クーポン」を選択しクーポンの作成から行う必要があります。
同時に回答のお礼メッセージも表示が可能なため、どちらも忘れず設定しましょう。

6,質問項目を入力

最後に友だちに質問する項目を入力します。

質問設定

「質問設定」では、

  • 性別
  • 年齢
  • 居住地

を友だちに選択させ、リサーチが可能です。選択肢の項目も自由に設定が可能です。設定が面倒な場合は「テンプレートを使用する」を選択することで簡単に設定可能です。左側のチェックボックスで友だちに質問する項目も設定できます。

自由形式

その下の「自由形式」の項目では、質問の形式を自由に選択して設定が可能です。

  • 自由回答は、友だちに文字を自由に入力させる回答形式です。
    ※認証済みのLINE公式アカウントでのみ使用可能。
  • 単一回答は、選択肢の中から一つだけ選択させる回答形式です。
  • 複数回答は、選択肢の中から複数選択させる回答形式です。

質問項目によって都度柔軟に変更しましょう。
たとえば、「興味のあるメニューを選んでください」という質問の場合、複数選択しての回答が予想されるため単一回答よりも複数回答の方が適しているといえます。質問項目やどのように回答結果を活用していくのかによって変わってくるため、よく考えて質問の形式を選択しましょう。

7,保存して配信

下部の「保存」を選択すればリサーチの保存は完了です。メッセージ配信で友だちにリサーチを配信し、回答してもらいましょう!

より店舗やサービスに合ったリサーチを行うならAL-Base

LINE公式アカウントでアンケートを実施できるリサーチ機能に関して紹介してきました。リサーチ機能を活用することで友だちの興味関心を探り、自社の成長に活かすことができます。
しかし、ここで紹介した方法はあくまで一般的な活用方法になりますので、より成果を出すなら店舗やサービスに合った運用を行う必要があります。
私達、AL-Base(エルベース)でもLINE公式アカウントの構築・操作/運用代行サービスを行っています。
各社に最適なLINE公式アカウントを専任のスタッフがご提案いたします。
少しでもLINE公式アカウントで成果を出したい場合はお気軽にご相談ください。

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この記事のまとめ

  • アンケートを行うと顧客満足度が上昇し、店舗やサービスの成長につながる!
  • LINE公式アカウントでアンケート(リサーチ)を行うと回答率が上昇!集計も簡単!
  • 回答のお礼にクーポンを配布し、集客にもつながる!

いかがでしたでしょうか。
顧客に対してアンケートを行うことで、さまざまなな方法で活用ができる重要なデータを収集できます。
その反面、回答してもらうことにハードルがある、集計にリソースが必要などデメリットもあります。しかし、LINE公式アカウントのリサーチ機能なら、それらのデメリットをカバーすることが可能です。ぜひ、この記事を参考にLINE公式アカウントのリサーチ機能を活用してみてください。

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