LINE公式アカウント活用コラム

【美容室向け】LINE公式アカウント活用術3選!

【美容室向け】LINE公式アカウント活用術3選!

昨今SNSの発達により、さまざまな業界でSNSの活用が必要とされるようになってきました。SNSが活用されつつある今、どのSNSを活用するべきなのでしょうか?それはLINE公式アカウントです。集客・事業課題はLINE公式アカウントで解決することが可能です。


では、どのように解決することが可能なのか?LINE公式アカウントの活用方法についてご存じでない方も多いと思います。
そこで今回は、美容室にフォーカスして、LINE公式アカウントを有効活用する方法を基礎知識から機能紹介、複数の事例を交えてご紹介します。
現在美容室を運営しているオーナーの方やこれから美容室を開業予定の方は、特に参考になる記事ですのでぜひこの記事を読みながらLINE公式アカウントを活用していきましょう。

  • なぜ美容室でLINE公式アカウントを活用するのか
  • 美容室にぴったりなLINE公式アカウントの機能
  • 具体的な活用方法

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントは、LINEヤフー株式会社が運営するコミュニケーションアプリ(SNS)であるLINE上で、企業や店舗が作成できるアカウントです。通常の個人アカウントとは異なり、企業や店舗がLINEの友だちに直接情報を届けることが可能です。友だち(顧客)とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができ、ビジネスの促進に役立ちます。
LINE公式アカウントは誰でも無料で作成が可能です。
LINE公式アカウントの効果や機能に関して紹介した資料も無料でご用意しております。是非ご活用ください。

なぜ美容室でLINE公式アカウントを活用するのか

では、なぜ美容室でLINE公式アカウントを活用し、友だち(顧客)を店舗のファンやリピーターに育成することが必要なのでしょうか。それは美容室の現状を分析することで分かるでしょう。

美容室の店舗数は年々増加傾向にある

美容室店舗数推移 データは厚生労働省「令和4年度衛生行政報告例」より

現在、日本には美容室が26万店舗以上存在し、厚生労働省のデータを元に作成したグラフでも分かるように国内の美容室数は年々増加傾向にあります。

その増加率も年々増加しており、前年比2.1%増となっています。SNSでさまざまなヘアスタイルやヘアカラーを気軽に共有できるようになったこともあり、多くの人々がヘアスタイルに関心を寄せつつあります。

実は、美容室の26万店舗というのは、全国にあるコンビニエンスストアの数より多いのです。
日本経済新聞社の調査によると、2023年度の国内のコンビニエンスストアの店舗数は5万7594店舗との結果が出ています。全国に存在するコンビニエンスストアよりも美容室は約5倍多く存在している状態です。

つまり、全国に数多と存在する美容室が競合となるのです。

美容室が増加し続ける中で必要なことは?

このように美容室が増加の一途を辿り増え続けるなか、どのように競合と差別化し、生き残っていくべきなのでしょうか?

「ファンくる」美容室に求めることについての意識調査より引用

体験型情報サイト「ファンくる」を運営する株式会社ファンくるが、「ファンくる」会員を対象に行った、美容室に求めることについての意識調査を参考にすると、提案・アドバイス」が27%と最も多く、次いで「人の雰囲気による居心地のよさ」が25%となっています。

また、同じ調査の同じ仕上がり、価格の場合、美容室でどのように過ごしたいか?という設問には、全体で「できるだけ短時間で終えたい」という回答が最も多い46%となりました。

上記の回答結果から、美容室に訪れる顧客の要望としては、

  • 提案とアドバイスをして欲しい
  • 人の雰囲気と居心地のよさも大切にしたい
  • それでいて短時間で終えたい

という形にまとめられます。全てを満たすことが難しそうなこれらの要望ですが、LINE公式アカウントの活用で全て満たすことが可能です。

LINE公式アカウントなら、さまざまな機能を使用して友だち(顧客)を店舗のファンにし、より良い関係性の構築やリピーターに育成することが可能です。一度来店した顧客に定期的に来店してもらい、継続的な集客を行うことでほかの美容室への流出を防ぐことができます。
LINE公式アカウントで、事前に友だち(顧客)の希望や髪に関しての悩みなどを聞くことで、事前の準備などもでき、ビジネスチャンスを逃しません。また、来店してからのヒアリングも最小限にすることが可能なため、友だち(顧客)の滞在時間も短縮が可能です。
競合となる美容室が多く今後さらに増え続けていくことが予想されるため、一度来店した顧客を逃がさず継続的に来店してもらえるよう、顧客満足度を上昇させることが事業存続のために必要なアクションと言えるでしょう。すでに解説したように、LINE公式アカウントにはそれらに適した機能や長所が揃っているため、この後の項目で詳しく紹介します。

LINE公式アカウントの長所

ここからは、美容室でLINE公式アカウントを活用すべき長所を以下の5つに絞って解説していきます。

  • 既読率が高く、多くの友だちに見てもらうことが可能
  • 友だち(顧客)情報の管理が可能
  • ショップカードでリピーター確保が可能
  • セグメント配信でひとりひとりに合った配信が可能
  • ステップ配信で来店意欲向上が可能

既読率が高く、告知に最適

LINE公式アカウントからのメッセージはメールなどのほかの媒体に比べ、既読率が高いという長所があります。友だちに対して重要な情報やキャンペーンを確実に届けることができます。新商品の案内や期間限定のプロモーション情報を即座に伝えられるため、集客効果が期待できます。
顧客に来店時友だち追加してもらい、定期的に情報発信やクーポンを配布することで常に自社に対して興味を持った状態を維持して継続的な来店を促しましょう。

友だち(顧客)情報の管理が可能

LINE公式アカウントは友だちひとりひとりに個別のメモを残すことが可能です。画像のように友だちの来店状況やお悩み、髪の特性などを記録しておけます。こちらのメモがあれば、来店時に円滑な対応も可能になり、友だちは自分のことを覚えていてくれる信頼感を抱くでしょう。
また、このメモは友だちとの個別チャット画面に表示されます。友だちとの個人メッセージを行う際にも過去のデータを元にやり取りが可能なため、より精度の高い接客が可能になります。
たとえば、毎回の施術内容をLINE公式アカウントに記録していくことも可能で、受けた施術に関連した商品の告知メッセージをピンポイントで送信することが可能になり、前回来店から2ヶ月経過している友だちにのみ来店を促すメッセージを送信可能です。これにより、リピートでの来店を促し、顧客単価の上昇が期待できます。

ショップカードでリピーター確保が可能

LINE公式アカウントの機能の中に「ショップカード」「クーポン」があります。これらは友だちにLINEアプリ内で簡単に特典を付与できる機能です。各機能の概要は以下です。

ショップカード

ショップカード機能は、友だちに来店ごとに決まったポイントを付与し、一定のポイント数が貯まったタイミングで特典を付与する機能です。スタンプカードのようなイメージをしていただくと分かりやすいと思います。友だちは、少しずつポイントが貯まる達成感があり、特典取得を目標に複数回来店することが期待できます。
友だちはポイントが貯まっていないほかの店舗より、ポイントの溜まっている店舗に来店したいと考えるため、友だち(顧客)に継続的な来店を促したい場合に有効な機能でしょう。たとえば、5回来店するごとに1000円割り引きなどを行うことで、友だちは、引き続き来店する意欲が湧きます。上手に活用することで、顧客の定着率に大きく貢献できるでしょう。

クーポン

クーポン機能は、友だちに有効期限が決まっている特典を付与する機能です。1回しか同じクーポンは使用できないため、ショップカードに比べ貴重性があります。友だちは期間限定でお得になっているという貴重性から利用する意欲が湧き、こちらも集客効果が期待できます。
ショップカードと異なり来店回数を気にせず特典を付与できるため、多くの友だちに来店を促したい場合や集中的にキャンペーンを行う際に有効な機能でしょう。

「ショップカード」「クーポン」はLINE公式アカウントで友だちに付与できる特典の核となる部分です。まだ設定していない方はぜひ設定を行い、積極的に友だちに配布していきましょう。

セグメント配信でひとりひとりに合った配信が可能

LINE公式アカウントには「セグメント配信」というものがあり、特定の友だちだけにメッセージを送信することができる機能です。友だちの興味関心、属性に合わせたメッセージを送信することが可能で、通常のメッセージ配信より効果があります。
セグメントとは、主にマーケティングで使用される単語で「集団」のような意味を持っています。ここでは、特定の興味関心や悩み、特徴を持った友だちのグループのことを指します。
たとえば図のように、「2月来店済み」「商品購入済み」という2つの特徴を持った友だちを絞り出し、メッセージを送信することが可能になります。セグメント配信を行わないと商品購入済みの友だちに向けたメッセージをまだ購入したことのない友だちに送信する恐れもあります。人は自分に関係の無いメッセージが届くと嫌悪感を感じるもので、アカウントのブロックの原因になります。
逆に自分に合った内容のメッセージが配信されるとメッセージ内容が気になり既読率が上がり、店舗に対して興味を持ってもらいやすくなります。さまざまな興味関心に合わせてセグメントを分け、適切な配信を行うことが重要です。

ステップ配信で来店意欲向上が可能

画像は「LINEヤフー for Businessより

さらに来店を促す機能として「ステップ配信」があります。ステップ配信とは、友だちの行動をきっかけにして「○日後にあらかじめ用意したメッセージを自動送信する」という設定ができる機能です。
画像例のように、友だち追加後、

  • ○日後、クーポン配信
  • ○日後、商品のお知らせ

これらの2つの配信を自動で行うことが可能になります。
友だちは、クーポンを獲得しその数日後に商品のお知らせを受け取ることでクーポンを使用したいと感じるはずです。このようにステップ配信は段階を踏んだ顧客育成に最適な配信機能になります。LINEは主にスマートフォンでアプリを開く都合上、文章量の多いメッセージは最後まで読まれる可能性が低くなり、伝わりにくくなってしまいます。初回のメッセージでクーポンと商品のお知らせを送信すると読まれにくいですが、情報量を分散し数日に分けて配信することで読みやすく分かりやすい配信にすることができます。

美容室でのLINE公式アカウント活用事例

ここまでは、なぜLINE公式アカウントを美容室で活用するのかと美容室で活用すべきLINE公式アカウントの機能や長所を紹介しました。ここからは、具体的にどのような活用方法をほかの美容室が行っているのかご紹介します。

1対1チャットで親身に対応

まずは1対1チャット(個人チャット)で親身に対応することを徹底しましょう。「友だち(顧客)情報の管理が可能」の項目で詳しく解説したようにLINE公式アカウントのチャット画面にはひとりひとりメモを残すことが可能です。そこに詳細に顧客情報を記録し、友だちとチャットする際には顧客情報を基にした親身な対応を行いましょう。LINEは気軽に問い合わせができるという長所もあり、友だちとの距離感も近くなります。顧客情報をしっかりと管理して常に最適なやり取りを行うことで、お店に対して好感を持ってもらいリピーター数も増加するでしょう。

口コミ投稿やポータルサイトへのレビューを依頼する

LINE公式アカウントは友だちとの距離感が近いため、さまざまなお願いをすることに向いています。
たとえば、口コミ投稿やポータルサイトへのレビューの依頼などを来店したお客様にLINEで送信することで、口コミ投稿数の増加が見込めます。電話の場合、出てもらえないことや嫌悪感を抱かれてしまうことも予想され、メールの場合では、読まれないことが多くどちらも適していません。口コミ投稿やポータルサイトへのレビューの依頼は、友だちとの距離感が近いLINEだからこそできる活用方法でしょう。
送信する際には毎回手打ちで行うのではなく、予め設定した文章を簡単に送信できる「定型文」機能を活用するともっと効率的に行うことができます。

見やすいリッチメニューで直感的な操作を提供

友だちの操作性を意識するのもLINE公式アカウントを運営する上で大切な要素です。操作性が悪く、見にくいリッチメニューの場合、友だちのブロックや操作中の離脱の原因になります。逆に操作が簡単で分かりやすいサービスは重宝され、継続して利用されます。この記事をお読みいただいている方の中にも、「操作方法や手順が難しく断念してしまった」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リッチメニューはあれば良いというものではなく、こだわったものを設定することに意味があるのです。見やすいリッチメニューを設定するように心がけましょう。

ステップ配信を設定し自動で集客

LINE公式アカウントの長所の項目で紹介したように、ステップ配信は美容室でも有効な機能です。
自動で友だちの来店意欲向上を促し、集客が行えます。一度設定すれば友だちのアクションをきっかけに自動で送信されるため、集客の自動化が可能です。店舗で顧客対応を行い同時に集客も行うのはなかなか難しいため、ぜひ設定しましょう。美容室でのステップ配信の例をご紹介しますので参考にしてください。

美容室でのステップ配信例

ステップ配信は少しずつ段階を踏み、来店意欲を湧かせることが可能な配信機能です。
メニュー紹介や所属している美容師の紹介、キャンペーン告知などを何日か間隔を空けて情報発信をしていくことで徐々に友だちの来店意欲を湧かせていきましょう。
どんなメニューがあるのか、どんな髪型になるのか、どんな人が担当してくれるのかなど友だちが気になると考えられそうな内容をステップ配信に設定する必要があります。

画像の例では、友だち追加の1ヶ月後に予約を促すメッセージを送信し、メニューの紹介と美容師の紹介を順番に行っています。1ヶ月後に予約を促すことで、髪の毛が伸びケアが必要になってきたタイミングで予約を促すことができます。その後メニューや美容師の紹介を行うことで、予約を行わなかった友だちには来店を促すことができ、予約を行った友だちは再来店の意欲が向上します。

友だちを効率よく集める

また、友だちを効率よく集めることも重要です。LINE公式アカウントはその特性上、友だちになった顧客にしか各種機能を提供できません。そのため、まずは友だち追加をしてもらわなければいけません。友だち追加を効率的に集める手法としては以下のものが挙げられます。

  • 店頭に友だち追加用のQRコードを掲示する
  • スタッフの友だち追加案内を徹底する
  • LINE以外のSNSでも友だち追加を促す

このような手法で効率的に友だちを集め、LINE公式アカウントのさまざまな機能で集客を行いましょう。

美容室のLINE公式アカウントならAL-Base(エルベース)

ここまでご紹介した方法はどれも有効なものですが、リッチメニューのデザインや各種配信、機能の設定などリソースが必要なものが多くあります。
LINE公式アカウントの設定を行う時間がない、プロにお願いしたいという方はLINE公式アカウントの構築・運用代行サービスを頼るのも良いでしょう。

デザイン構築から目標設定まで
LINE公式アカウントならAL-Base(エルベース)

私たちAL-Base(エルベース)でも、LINE公式アカウントの構築・操作/運用代行サービスを行っています。各社に専任のスタッフが就き、開設から運用、デザインすべて担当いたします。
美容業界の経験も豊富にあるため、具体的な案内が可能です。

\無料相談受付中!/

この記事のまとめ

  • 美容室の店舗数は年々増加しており、継続的に顧客に来店を促すことが重要!
  • LINE公式アカウントなら、友だち追加した顧客の来店意欲向上が可能!
  • さまざまな機能を使って顧客満足度を上げ、ほかの美容室と差別化を図ることが大切!

いかがでしたでしょうか。
美容室が年々増加傾向にある今、顧客を奪われない対策が必須です。LINE公式アカウントには、売上の増大やリピート率向上のための便利な機能が多く搭載されており、美容室でLINE公式アカウントを活用することで顧客の流出を防止できます。
LINE公式アカウントでしっかりとした対策を行い、友だちにずっと行きたいと思われるようなサービスを提供していきましょう。

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